紀土 Miyazaki's 純米吟醸酒 #1杜氏保有者シリーズ(生酒)
- 生産地 和歌山県・醸造元 平和酒造株式会社
- 平和酒造の新たな取り組みがはじまります。
新卒採用で入社した社員が酒造りの技術を磨き、
南部杜氏資格を2019年、2020年にそれぞれ1名が取得しました。
杜氏資格保有者が仕込んだ特別醸造酒を2021年からリリースします。 - ●「杜氏資格保有者シリーズ」について【限定酒】
2021年から新たな取り組みとして南部杜氏資保有者の特別醸造酒をリリースします。
平和酒造の杜氏は言うまでもなく柴田氏でありますが、その下で酒造りを支えて
くれている若い醸造家は皆、熱い情熱を胸に秘めています。
日本酒でも表現として使われるテロワールはそのお酒の育った自然環境や
大地を意味します。しかし、日本酒においては造り手の要素も味わいに大きく
作用します。自然豊かな和歌山で暮らしていますと、人間自身も自然の1つの要因と
感じる時があります。二人の醸造家は『造り手もまたテロワール(風土)』を、
和歌山で育んできた情熱で、酒に昇華し表現してくれました。
まず第1弾は、2019年に南部杜氏資格を取得した、醸造家 宮崎啓氏が仕込んだ
純米吟醸酒(生酒)をリリースします。紀州の風土を感じていただけると幸いです。 - ●醸造家 宮崎啓
2009年入社。福岡県出身。
大学時代に日本酒に夢中になり、酒蔵での就職を決意。地元の福岡県を離れ、
紀土が立ち上がったばかりの平和酒造に入社。蔵人制から新卒採用制へ移行する
初期世代として、酒造りをはじめ社内の各業務を経験してきました。
2019年夏に南部杜氏資格を取得。現在は製造の要として世界一のお酒を目指し、
業務改善や蔵のチーム力強化に励んでいます。
そして、2015年当店が初めて行った大規模イベント『明石に全国蔵元29蔵大集合!!』に
平和酒造さんから代表として参加いただき、当店の馴染み深い蔵元さんの一人でもあります。 - ●味わい、造りについて
今回は杜氏資格者として、新しい純米吟醸酒を造らせてもらえることになり、
「これまでの紀土の純吟で、最高に繊細で上品な酒」を目標に、新しい仕込み試した1本です。
クリアな味わいを出すために雄町米を使用。りんごや洋梨のような上品な香りに、
やさしく広がる繊細な甘味。100%目標達成!・・・・・ではありませんが、新しい紀土を
生み出せたのではないかと思います。まだ若いお酒と造り手の味を感じていただければ幸いです。 - アルコール度 16°・日本酒度 -4.0・酸度 1.5・アミノ酸 0.99
- 使用米 雄町100%・精米歩合 50%・使用酵母 明利小川酵母